企業社会における勤労者がおかれている状況の特徴および問題点
(1)勤労者がおかれている状況
| 最近の「労働経済白書」によれば、わが国の産業構造の変化には大きなものがあります。1980年代までは工業生産中心でありましたが、1990年代以降はソフト・サービス中心に産業のサービス化がすすみ、現在では就業人口の7割は非製造業となっています。同時に企業のグローバル化がすすみ、国際・国内での競争が激化しています。 (2)産業カウンセリング活動から見た問題点
このような社会背景のもとで、産業カウンセリング活動の扱うべき問題が激増しています。「心理レベルの問題」を引き起こす職場環境(作業環境、人間関係の状況等)の問題状況は次の5点に集約できるのではないでしょうか。(以下、「5項目の職場環境」という。)
私たちは、産業カウンセラーの本来的役割を「カウンセリング・サービスを受ける人びとの個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、その利益を守りながら、専門的な技能を持って勤労者の上質な職業生活(QWL)の実現を援助し、企業社会の公正で健全な発展に寄与する」(協会倫理綱領)と認識し活動を展開してきました。 |
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ヘルシーカンパニーに展望を
企業の中では近年“ヘルシーカンパニー"という概念が注目されています。これは、「健康な社員が収益性の高い会社を作る」という企業戦略のことで、主にメンタルヘルスを対象として、従業員そのものの健康管理のみならず、職場環境におけるストレス軽減措置なども行い、それによって事業の活性化や医療費の軽減を図ることを目指すことです((株)日本データベース開発「新語辞典」より)。
- 企業が政策的にこの“ヘルシーカンパニー"を構築することは、「5項目の職場環境」およびそこから派生する「心理レベルの問題点」に対処し、改善することにつながります。
- リーダーシップと対話の促進による経営革新、さらに“ヘルシーカンパニー"への志向も、その担い手の中心は管理者に求められています。
| 管理者に求められるもの |
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管理者の力量が試される局面が、経営一般においても、メンタルヘルス・マネジメントにおいても顕著に増加しています。
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協会からのご提案
協会は、産業カウンセラー等の活動領域として従来から次の3つを挙げてきました。
| (A)メンタルヘルス・ケアへの援助の領域 (B)キャリア開発への援助の領域 (C)職場における人間関係開発(組織開発)への援助の領域 |
私たちは、勤労者の「心理レベルの問題」への対応のうち、予防的施策に力点を置き、企業内の現場から生み出された、協会ならではの管理者研修として「マネジメント Fine―up プログラム」を3部構成(メンタルヘルス、キャリア、リーダーのあり方)としてご提案致します。
〈 研修プログラムの内容 〉
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