社団法人 日本産業カウンセラー協会
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産業カウンセラー養成講座

産業カウンセラー養成講座には通学制と通信制があります。

通学制と通信制の比較

2012(平成24)年度 養成講座(通学制)のご案内

1月からお申込み受付開始です。
受付開始日やお申込み先、お申込み方法が教室により異なります。

 こちらの一覧表からご覧ください。
産業カウンセラー養成講座お問い合わせ先一覧

産業カウンセリングの基本は「人間尊重」です

 産業カウンセラーの使命は、働く人の上質な職業人生(QWL:Quality of Working Life)の実現を援助し、産業社会の発展に寄与することです。

 2011年は東日本大震災と原発事故、さらに台風で甚大な被害が出ました。そうしたなかで、「被災者へのこころのケア」の大切さが説かれます。
 日本の社会全体が先行き不透明な状況下、非正規雇用の拡大など働くこと生きることの困難さが増しています。
 しかし、深い悲しみや喪失感、大きな不安を抱く人々への援助は、簡単なことではありません。
 だからこそ「産業カウンセラー養成講座」で、メンタルヘルスの推進、キャリア・カウンセリング、人間関係開発などの専門的知識と技能、これらの根底にある「傾聴」を学んでいただきたいと願います。
 人を人として尊び、その人の話に真摯に心を傾ける――この姿勢と技術を身につけ、いまあなたが働き生活する場で生かすこと。それが、遠回りのようでいて、日本社会の再生に一番の近道だと私たちは信じています。

すべてのカウンセリングの基本「傾聴」を学ぶ

 「産業カウンセラー養成講座」は下表のように理論学習と演習からなっています。なかでも当協会が非常に力を入れ重視しているのは、カウンセリング演習における「傾聴」です。
 社会生活に不可欠なコミュニケーションを行うとき、「話す側」と「聞く側」という関係が成立します。私たちが通常気になり関心をもつのは、「話す側」のようです。たとえば、管理監督職はかつて部下に対して「アドバイスする人」「答えを与える人」「指示をする人」でした。この関係は「親と子」や「教師と生徒」も同じでした。しかしこの関係では、部下も子どもや生徒も、成長、自立(自律)していかないということが理解されてきました。そこで注目されているのが、人を育て、人が成長し自立(自律)していくきき方、すなわちカウンセリングを行うときの技法なのです。
 カウンセリングにはいろいろな方法があります。カウンセラーの対応もその人その人のやり方があります。教科書どおりにはいかないし、技法をマニュアル化することが難しい分野です。しかし、「傾聴」はすべてのカウンセリングの基本であり、体験を通じて身につけることができます。

他に類のない実践的カウンセリング講座


養成講座の実技指導風景(イメージ)

 「傾聴」の一番の特徴は、「受容」と「共感」です。「話をしている人」の言うことをすべて、明らかに間違いとわかることもすべて受け入れ、あたかも「話をしている人」と同じように感じて、話を聴いていきます。そのように話を聴くと、「話をしている人」にどのような変化がでてくるのか? そして問題解決へつながっていくのか?
 このプロセスを、当講座のカウンセリング演習では、「傾聴」の技法を一つずつ体験しながら勉強していきます。10数人の小グループに分かれ、1グループに2人の指導者がついて、カウンセラー役、クライアント(相談をする人)役、客観的な立場のオブザーバー(観察者)を体験していきます。これらの3つの役割を体験することによって、「このように自分のことを話したのは初めて」「いままでいかに人の話をきいていなかったか」など、いろいろな気づきが得られるでしょう。
 理論学習では、カウンセリングを実際に行うときの専門的な理論と知識と、産業カウンセラーが実際に仕事や活動していくうえで必要な理論と知識とを学習します。産業カウンセラーには、働く人々に対してメンタルヘルスの研修を実施したり、企業・団体に対して情報提供や改善に向けた提案などを行う重要な役割があります。いま、産業界はどのようになっているのか、働いている人にどのような問題が起きているのか、法律はどのようになっているのかなどの情報・知識がないと、産業カウンセラーとして機能していきません。
 当講座は産業カウンセラーを養成する講座ですが、企業などの管理監督者、人事労務・教育・安全衛生の担当者、教師、医療職、社会保険労務士、人材斡旋など、人にかかわる仕事をされている方にも有益な勉強になると思います。

講座(通学制)の概要

●講座期間
 7ヵ月間、約20回の講座です。開講日はおもに土曜日と日曜日ですが、一部平日昼間、平日夜間のコースもあります。

●学習内容

理論
1 産業カウンセリングと産業カウンセラー 6時間
2 カウンセリングの基礎理論 12時間
3 キャリア・カウンセリング 3時間
4 パーソナリティ理論 9時間
5 産業社会と職場 9時間
6 職場のメンタルヘルス 9時間
面接実習(カウンセリング演習) 81時間
 このほか在宅研修(作文・小論文・対話分析等) 40時間相当

●講師
 大学教授、産業カウンセリングの実践者などです。

●修了要件
 (1)欠席が17時間未満であること
 (2)在宅研修課題をすべて提出し、A~Dの4段階評価においてAまたはBの評定を受けること

●実技試験免除制度
 産業カウンセラーの資格認定について、限られた時間の試験だけで能力や適性を評価するのではなく、研修プロセスを重視した判定を行うことをめざし、当講座の面接実習で一定の成績に達した場合、産業カウンセラー試験の実技試験免除を受けることができる制度があります。

●受講料
 209,500円(消費税込)
 やむをえずキャンセルされる場合の返金等は、当協会規程によります。

●お申込みに際しては、「受講約款」「個人情報のお取扱いについて」をよくお読みいただき同意のうえお手続きしてください。
 産業カウンセラー養成講座受講約款  個人情報のお取扱いについて

●教育訓練給付制度
 当講座(通学制)は教育訓練給付制度指定講座です。
 明示書
 ご自身の受給資格の有無等につきましてはハローワークにお問い合わせください。
 教育訓練給付金制度の概要

参考 2011(平成23)年度通信講座のご案内

 2011年度産業カウンセラー養成通信講座のお申込み受付は終了いたしました。
 多数のお申込みをいただき、ありがとうございました。

 通信教育による産業カウンセラーの養成が始まったのは、いまから約20年前の1989年です。当時通学制教室は大都市部にしかありませんでしたので、「産業カウンセリングを学びたい」という全国各地の熱い向学心に応えて開かれました。現在、通学制教室は全国50ヵ所になり、通信講座の受講者も変化してワーキングマザーやシフト勤務の方など、「通学制の日程では通いきれない」という方が大半を占めています。通信講座の教室(面接実習会場)は年々拡大し、さらに学びやすくなっています。

通学制と同等の講座内容
 当通信講座は、理論科目と演習科目とで構成されています。理論科目は、テキストを読んで添削問題を解きます。テキストは通学制と同じものをメインとし、サブテキストで補完します。演習科目はカウンセリング実習(面接実習)と課題レポートの提出です。通信制ですが、産業カウンセリングを学ぶ講座ですので、通学と同じ通算81時間(12日間)の面接実習(スクーリング)があります。
 講座修了による受験資格取得なども通学制と同様です。

すべてのカウンセリングの基本「傾聴」を学ぶ
 カウンセリングにはいろいろな方法がありますが、「傾聴」がすべてのカウンセリングの基本と言えます。キャリア・カウンセリング、コーチングなどの隣接した分野においても、基本は「傾聴」にあります。「傾聴」の一番の特徴は、「受容」と「共感」です。「聴き手」は、「話し手」の言うことを評価したり批判したりせず受けいれ、「話し手」の気持ちをあたかも自分の気持ちのように感じて話を聴いていきます。このように話を聴くと、「話し手」は安心して何でも語れるようになり、最後には問題解決へつながっていくのです。このプロセスを、当講座では81時間をかけ学びます。10数人の小グループに2人の指導者がついて、カウンセラー役(聴き手)、クライエント役(話し手)、客観的な立場のオブザーバー(観察者)を体験します。この体験学習を通じて、「傾聴」の態度と技法を一つずつ着実に修得していきます。


講座期間 2011(平成23)年11月1日~ 2012(平成24)年10月31日
応募条件 ・産業カウンセラーを目指す満20歳以上の方
・講座期間中に通算12日間の実習に出席できる方
受講料 188,500円(教材費、消費税込み)
*面接実習のための交通費・宿泊費は自己負担となります。

申込み期間 8月9日(火)~ 9月30日(金)
*定員に達した場合は期間内であっても受付を終了いたします。

当講座は教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座です。
明示書

教室(面接実習会場)・定員・日程
お申込み方法
産業カウンセラー養成通信講座 よくあるお問い合わせ


講座内容
講座内容と学習方法
理論科目 テキストを読み、下記8科目の添削問題(それぞれ約20問)を解いて指定の期日までに提出します。
  • カウンセリングの基礎理論(1) カウンセリングの原理/傾聴の意義と技法
  • カウンセリングの基礎理論(2) カウンセリングの理論
  • キャリア・カウンセリング
  • 産業カウンセリングと産業カウンセラー
  • パーソナリティ理論
  • 産業社会と職場
  • 職場のメンタルヘルス
  • 事例検討
*テキストは、『産業カウンセリング―産業カウンセラー養成講座テキスト』のほか、数冊のサブテキストを使用します。
演習科目 面接実習(81時間)に出席し、課題レポート(3課題)を指定の期日までに提出します。

講座の修了と資格
  1. すべての科目を履修することが必要です(選択制ではありません)。
    1) 理論科目(上記8科目)の履修には、それぞれ約20問の添削問題を解いて提出し、正答6割以上であることが必要です(正答6割未満の場合は再提出)。
    2) 演習科目の履修には、面接実習81時間中72時間以上出席し、3課題レポートを提出することが必要です。
    3) 演習科目(面接実習)にやむをえず欠席した場合は、3日を限度に補講を受けることによって、その受講時間を面接実習の出席時間とみなすことができます(補講料は別途必要となります)。
  2. 本講座を修了された方は、産業カウンセラー試験の受験資格(学科・実技)が得られます。
     実技能力評価制度に基づき、面接実習で一定の成績に達した場合、産業カウンセラー試験の実技試験免除を受けることができます。
通信講座受講者の声
真剣勝負の面接実習
 受講中に書いた私のレポートには、指導者の方々が書いてくださった、何度も読み返したくなる温かくて素敵な言葉が添えられています。たとえば、私が自分自身について語った文章には、「人間は単純ではなく複雑な存在。だからこそこれからも、日常から自分の心のありようを見つめ、自分や自己について問い続けていくことが大切…」と。
 これらを読み返すたび、私は面接実習で味わった心地よい緊張感を思い出します。通信講座を受講した私たちは、みんなで揃って学習する機会が少ないため、毎回が真剣勝負。一番印象に残っているのは、クライエント役の方の表情とは対照的に、カウンセラー役の私が笑顔になっていると指摘していただいたこと。日ごろから困ったことがあると、周りの人や自分にさえ笑ってごまかし、その場を切り抜けてしまう。そんな私の生き方が、カウンセラー役をしたときにも如実に出てしまうんだと、愕然としました。自分の感情を受け入れありのままでいられる。そんなことが私にできるのかと。実習を重ねた今では、あせらずじっくり私自身の課題に取り組んでいこう。そう思えるようになりました。
(Hさん)

仕事と家庭と学習と
 「ママ、お勉強がんばってきてね」という子どもの言葉に励まされて、1年間の通信講座を無事に終え、試験に合格することができました。
 社会保険労務士の業務をしているうえで、精神疾患を発症するケースが増加しており、発症後の社会保険の適用などの問い合わせが多々あります。また、回復後の職場復帰の難しさにも直面しました。そんななか、私自身の精神疾患に対する知識が不足している点と発症前の予防の重要性を痛感したことが、産業カウンセラーの勉強を始めるきっかけとなりました。
 仕事と家庭・育児のなかに学習時間をどう取り入れるか。夫も共に模索してくれた結果、通学日数の少ない通信講座を選択しました。学習時間のやりくりは、1年間という通信講座の期間をメリットと捉え、講座開始直後に、試験までの年間スケジュールを作成し、時間的な環境を整えました。仕事と家庭を両立しつつ、かつ受講と学習時間の確保ができ、精神的に比較的安定した状態で試験まで過ごすことができました。
(Tさん)

 
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